僕自身まだクライアントからの完全な料金未払いはないのですが、1度だけ支払いをしぶられたことがあります。自分がまさか、その様なクライアントに遭遇するとは微塵も思っていなかったので何も準備をしていませんでした。
同じようにフリーランスで働く人で、まだ準備をしていない人も多くいると思います。僕がその様な状況になり強く感じた最悪の事態に備えた準備すべきものや、クライアントへの対応を5つまとめたので参考になればと思います。
1.制作物について相手の理解度を確認する
クライアントの中には散々説明したにも関わらず出来上がってから「思っていたのと違うかった。」などと訳のわからない事を言う人もいます。
これはこちらの説明の際にクライアント自身が理解する事を面倒に感じたのか、知ったかぶりをしている状態ではないかと思いますが高いお金を支払って制作するのにも関わらず信じられない状況です。
制作に入る前に懸念事項を含めて念入りに確認する事をオススメします。伝える手間は掛かりますが、後から揉める事に比べれば大した労力ではないので打合せの中など話しながら相手の理解度を探りましょう。
2.契約書を交わす
契約書。本当に大切です!
僕自身、知り合いの紹介などでは契約書は必要ないと思っていた人です。はい。バカです。
契約書は必ず準備して交わしましょう。
本格的なものでなくても良いのです。支払い期限や制作進行時のルールを具体的にしたもの(例えばコーディングに進んだ らデザイン修正は別途請求など)を記載し署名捺印+住所を書いて貰えば契約書として成立します。この契約書がないと相手が開き直った時に抑え込む事が出来 なくなってしまいます。
3.前金をもらう
高額な案件を受ける場合は必ず半額程度の前金をもらうようにしましょう。
高額な案件であれば他に下請けなどパートナーがいたりと全て一人で請け負うという事も少ないと思います。チームで仕事を受けた場合は制作費が回収できなければ自分が立て替えなければいけません。制作費が回収出来ないだけならまだしも、さらに制作パートナーにギャラを支払うと大赤字なる危険性があります。この部分をリスクヘッジする為にも前金は必ず受け取るようにしましょう。
仕事がほしい時期は相手のいいなりになってしまうことも多いと思いますが、前金も払えないよ うな相手なら、心を強くして断る事も大切です。少しでも怪しいと思ったら足早に撤退するのもビジネスには大切な要素です。
4.必ずメールに残す
僕の失敗は相手がメールが苦手という事で主に電話でのやり取りがメインだったんですよね。
これが大きな誤りでした。
大事な場面では必ずメールで残すこと心がけましょう。
例えばサイト公開の指示だったりとか修正内容の依頼だったりとか。電話でのやり取りだと言った言わないの不毛な戦いに陥ってしまいます。その様な状況にならない為にも相手からの依頼 などは必ず形に残るものにしましょう。
5.回収保証を利用する
回収保証を利用することをおすすめします。
回収保証はクライアントが制作費を支払わなかった場合、Misocaが代わりに損害を補填してくれるサービスです。フリーランスにとっては制作費の踏み倒しや未払いを防ぐことが出来る大変ありがたいサービスです。
回収保証に入っているのと入っていないのでは最悪の事態が発生した場合の気持ちのあり方が全然違うからです。
僕 自身、500,000円ほどの案件でクライアントに支払いをしぶられ激しく動揺してしまい少し感情的になってしまいました。これは今でもすごく反省してい ます。動揺し感情的になる事で相手との関係性が劣悪になり、さらには良くない方向へと陥る可能性も十分にありえるからです。
裁判とかね。。。
裁判とかになってしまうと人生において非常に勿体ない時間になってしまうので、回収保証に入っておくと最悪こういった事態を防げるのかなと思います。
さらに回収保証に入っていれば最悪の場合、支払われるべき報酬が支払われないとう状況が訪れるとしても動揺する事なく相手とも交渉が出来ます。
そういった意味でも回収保証は心の保険にもなります。
この一件以来、初めてとの取引相手との請求時に回収保証を必ず申し込むようにしています。費用も10万円以下の請求額に対して800円と請求額が1万円増えるごとに80円増えて行きます。リスク管理としては非常に手頃でありMisoca回収保証は本当にありがたいサービスです。
引用:Misoca回収保証
Misoca回収保証を利用するにはMisocaで請求書を発行する必要がありますが、請求書の郵送とFAX意外は基本無料ですので安心して利用する事が出来ます。
さいごに
制作費の未払いについては、いつ自身に降りかかってくるかわかりません。
僕自身、自分には無縁だと思っていましたが、そう言った状況が突如やってきました。 僕の場合、幸いにも完全な未払いは回避出来ましたが回収保証に入っていればと何度も後悔しました。
制作費が回収できるまでは毎日イライラしていて家族にも迷惑を掛けてしまったことを後悔しています。僕のような状況に陥らない為にも売上が間違いなく入ってくるよう出来る限りの準備はしておきましょう。
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