【初心者向け】プロが教えるビデオカメラ用三脚の選び方とおすすめ三脚3選!

【初心者向】プロが教えるビデオカメラ用三脚の選び方とおすすめ三脚3選!

子供の誕生を機会にビデオカメラを買う人が多いと思います。

せっかくビデオカメラで子供の成長の思い出を残すなら少しでも上手く撮影して残したいと思うのが親の心!ビデオカメラを買ったはいいけど、意外に見落としがちなのが三脚です。この三脚を上手く使うことで撮影する映像の品質をグンと上げることが出来ます。

実は三脚という道具は大切に使えば一生使うことの出来る道具です。ビデオカメラを買い替えたとしても三脚は同じものを使い続けることが出来ます。安いことも選択理由としては大切ですがコストパフォーマンスを考えて品質と値段のバランスがいい三脚を選びましょう。

まずは三脚を使うことでどんなメリットがあるのか見てみましょう。

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目次

三脚を使うメリット

映像がブレない

三脚を使うことで得られる最大のメリットは映像がブレないことです。

最近のビデオカメラには、めちゃくちゃスゴい手振れ補正がついていますが、それでも初心者が撮影する場合は三脚を使う方が断然、安定した映像を撮影することが出来ます。

撮影したものを後か見るとわかるのですが、手振れのヒドい動画はとても見れたものではありません。最悪の場合、動画酔いしてしまう可能性すらあります。せっかくの思い出がぐにゃぐにゃと歪んでまともに見れない状態を想像すると残念で仕方がないですね。

長時間の撮影も楽ちん

子供の記録に使う場合、出番が多いのが運動会やお遊戯会などの行事です。

いくら最近のビデオカメラが軽量化されたとはいえ10分、15分と手持ち撮影するのは相当疲れます。1番撮っておきたい子供の出番の時に腕が疲れて上手く撮れなかったとなると、もうやり切れない気持ちでいっぱいです。

これ、三脚があるとビデオカメラのモニターを覗いてるだけでいいので楽ちんです。

セッティングしていれば無人でも撮れる

これも意外に重要!

家族で出かけている時に三脚にビデオカメラをセッティングしておけば、どこでも撮りたいタイミングで家族みんなを撮影することだって出来ます。みんなで遊んでいる風景も良し。誰かに家族でメッセージを送るなんてことも出来ますよね。

三脚の選び方

入門用の三脚としては以下の2点が重要です。

雲台がなめらかなもの

安い三脚にありがちなことで三脚の雲台(首ふり)が硬くて全く使い物にならないものが多いです。

三脚の操作にパンとチルトという動きがあります。

  •  パン
    パン:カメラを左右に動かす
    カメラを「右から左」または「左から右」に動かす撮影技法
  • チルト
    チルト:カメラを上下に動かす
    カメラを「下から上」または「上から下」へ動かす撮影技法

このパンとチルトが滑らかに出来る三脚であれば運動会など子供が大きく動く場面でも安定した撮影が出来ます。

軽量なもの

せっかく三脚を導入しても運動会やお遊戯会など人が多い場所で重たい三脚を持ち運ぶのは、なかなかしんどいです。

基本的に安価なものはめちゃくちゃ軽いんですが、バランスが悪く足を延ばすとグラグラと転倒の可能性もあります。転倒しない、ある程度丈夫で性能の良い三脚が望ましいです。これに加えて出来るだけ軽い三脚を選びましょう。

ただ悲しいことに高性能な三脚になるほど重くなる傾向があります。

三脚を使う時の注意事項

三脚を使う時に気を付けなければいけないことは

  • 手振れ補正をOFFにする
    手振れ補正が入った状態で三脚を使うと手振れ補正が誤動作をして映像が動く場合があります。
  • 水平を取る
    ほぼすべての三脚に水平器がついてます。水平が狂ったまま撮影すると後で撮影したものを見返すと気になることがあります。

おすすめビデオカメラ用三脚3選

選んだ三脚の選定基準は以下3点を対象に選んでいます。

  • 雲台が滑らか(フリュード対応)
  • 重さが1.5Kg以内
  • 入門用としての価格帯(おすすめの入門用三脚は6,000円~7,000円前後)

本当に安い三脚だと2,000円以内で買えますが、マジでおすすめしません。作りもチープで三脚を立てた時の安定性も悪いです。カメラを全く動かさない定点撮影ならギリギリ使えるかな?といった感じです。

No.1 SLIK(スリック) 三脚 GX 6400 VIDEO

耐荷重 1.5 Kg
重量 1.2 Kg
材質 アルミ
全高 157.9 cm
最低高 47.7 cm
専用ケース

おすすめ1位はSLIKのGX 6400。

SLIKは三脚、一脚の専門メーカーで特に初心者から中級者向けの製品が人気のメーカーです。もちろんプロ向け製品も販売しています。このGX 6400は使い安さ、軽さ、価格のすべてが入門用、家庭用としてはすべてをクリアする三脚で、僕も子供の行事用にはこの三脚を使用しています。作りもしっかりとしており、おすすめ度ナンバーワンの三脚です。

No.2 Velbon(ベルボン) ビデオ用三脚 EX-447 

耐荷重 1 Kg
重量 1.12 Kg
材質 アルミ
全高 155 cm
最低高 45 cm
専用ケース

おすすめ2位はVelbon ビデオ用三脚 EX-447。

Velbonも一脚、三脚専門の日本メーカーです。製品の専門性としては写真用カメラの一脚、三脚のニーズが高い印象のメーカーですがVelbonとしては数少ないビデオカメラ用三脚で家庭向きの製品がこのEX-447となります。もう一つ上のグレードでEX-547という製品がありますが、こちらは耐荷重が2Kgと少し重たいビデオカメラが乗せられるだけなので家庭用のビデオカメラであれば、このEX-447で十分だと思います。

No.3 Panasonic(パナソニック) 標準三脚 VW-CT45

耐荷重 3 Kg
重量 1.4 Kg
材質 アルミ
全高 148 cm
最低高 52 cm
専用ケース

おすすめ3位はPanasonic 標準三脚 VW-CT45。

言わずと知れた大手家電メーカーPanasonicの三脚です。この三脚も入門用としては全てクリアしており、特におすすめなポイントが雲台部分の操作性です。非常にシンプルで初心者でも直観的に操作が出来るので、すぐに使いこなせると思います。

また耐荷重が3Kgと上で紹介したSLIK、Velbonの三脚に比べて少し重たいビデオカメラを乗せることが出来るのでマイクや小型ライトなんかのアクセサリーをビデオカメラに装着しても安定します。

おすすめ3選がランキング形式になってますが、どれを選んでも使用上、大した差はありません。

SLIKが1位なのはこの中で一番安いからです。

僕自身、それが理由で買ったので。長く使える入門用としては、この中ならもうほんとに見た目だけで選んでいいと思います。

もう1ランク上の三脚(初心者~中級者向け)

もう少し性能がよく、本格的な三脚がほしい人はこちらをどうぞ。

このクラスの三脚になると重量が一気に3Kg台とかになるので持ち運びは、ちょっと重たいかもしれません。その分、三脚としての安定性と操作性は入門用にくらべグッと上がります。このクラスの三脚の価格帯は20,000円~60,000円ってとこです。

耐荷重 4 Kg
重量 3.1 Kg
材質 アルミ
全高 159 cm
最低高 75.5 cm
専用ケース

Libec(リーベック)はセミプロからプロまでの用途にあった幅広いラインナップのあるビデオ三脚メーカーです。日本の企業で、その品質には世界的に定評があります。僕もメイン三脚はLibecを使っていて、もう10年選手です。10年間トラブルなく絶好調です。

このTH-Xは、価格や品質がまさにセミプロ入門機という位置づけにピッタリのビデオ三脚であり、初心者モデルが物足りなったセミプロ思考の人には持って来いの三脚だと思います。コストバランスも抜群です。

耐荷重 7 Kg
重量 3.8 Kg
材質 アルミ
全高 156 cm
最低高 70.5 cm
専用ケース

Manfrotto(マンフロット)はプロも愛用するイタリアのメーカーで、人気があり信頼出来るメーカーです。撮影アクセサリーメーカーなのでプロの人は何かしらManfrottoのアイテムを持っているんじゃないでしょうか。

さいごに

ビデオカメラで撮影を始めたころは、ついつい面倒くさくて手持ちメインで撮影をしてしまいます。

ビデオカメラの性能も格段に進歩し、すごい手振れ補正もつきました。でも手持ち撮影って実はめちゃくちゃ難しいんです。プロだってほとんど三脚で撮影します。手持ち撮影なんて特別な意図や場所的にやむを得ない場合のみです。

三脚って実は撮影にすごく大事なアイテムなので1台は持っておくことをおすすめします!

買い忘れたモノはないですか?

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