パソコンを購入する時に詳しいそうな人に聞くと皆さん必ずスペックが〜スペックが〜と言いますよね?
なぜスペックを知ることが大事かというと自分が使う用途によって価格や必要な性能が全然違うからです。
例えば、仕事で使うつもりで格安パソコンを買ってしまうとパソコンの性能が足らず思うように仕事が捗らなかったり。
高いパソコンが良いパソコンと思い買ってはみたものの自分の用途では持て余し、不必要なお金を掛けてしまったりと、勿体無い事態になりかねないのです。
そんな失敗をしない為にパソコン選びに最も大切なスペックの見方をわかりやすく説明したいと思います。
そもそもスペックって?
スペックとはパソコンの基本性能を表します。
主に重視するポイントは以下の4つです。
- CPU
- メモリ
- HDD(SSD)
- グラフィックボード
この4つは項目はパソコン構成のパーツを指します。スペックを見る時の基本となりますので順番に説明していきます。
CPU
CPUは主にパソコンの頭脳に当たる部分です。計算が速い、処理が速いとかいうのはCPUの性能に比例します。
CPUはいわばパソコンの頭脳です。
CPUの性能がいいということは頭の回転が早い仕事の出来るやつです。
イメージ的には頭のキレるエリートサラリーマンです。
でもCPUの性能が貧弱だと仕事の出来ない窓際サラリーマンでしょうか。
この様にCPUの性能の良し悪しで実際の仕事のクオリティに直結するのは言うまでもありません。
最高に優秀なCPUだとこんな感じ
スーパーエリートサラリーマンが8人いて8人が別々の仕事を手際よくこなす様子を思い浮かべてください。
現在販売されている高性能のCPUでは頭脳を8つ持った人がさらに二人に分身するみたいな人がいます。
あくまでイメージです。ナルトでいう多重影分身みたいな状態ですね(笑)
ビジネスマン用途であればここまでの性能は必要ありませんが大体イメージは伝わったのではないかと思います。
CPUの性能の表記は下記のようになっています。
[aside type=”boader”] 3khz(キロヘルツ)/クアッドコア
左側の数値が高いほど計算速度が速く性能が高いことになります。これをクロック数と言います。また右側をコア数といい左側の3khzがいくつ入っているかを表示しています。コア数についてはシングルコア、デュアルコア、クアッドコア、ヘキサコア、オクタコアと1つ、2つ、4つ、6つ、8つと2つずつコア数が増えていきます。[/aside]
クロック数が高いからといって高性能ではなくコア数とのバランスが重要になります。クロック数が低くてもクアッドコアであれば、まず安心して購入することが出来ます。
現在販売されている主なCPU
intel
Core i3 メールやインターネット程度の作業なら十分でしょう。
Core i5 メールやインターネットに加え同時にオフィスなどもゴリゴリ使う人向け。 Core i7
デザイン制作、動画編集などパソコンの処理速度を必要とする人にオススメ。Core i5でも行けなくはないけどCore i7がストレス少ないと思います。
AMD
intelの影であまり認知度はないですがPS4なんかのCPUだったりします。
どちらかというと予算を抑えたい人が選ぶ印象があります。
メモリ
メモリは机によく例えられます。
メモリが多いといろんなソフトを並べて同時に作業が出来たりします。逆にメモリが少ないと使うソフトを使うソフトを机に並び替えながら作業をしなくてはいけないので読み込み時間がかかってしまいます。
メモリ量が多いほど作業机が広がっている感じです。
イメージ的にはこんな感じ
机の上に山積みの書類をさばいていくサラリーマンをイメージしてみてください。机の広さが広いのでパソコンやいろいろな書類を並べても快適に仕事ができますね。
メモリが少ないとこんな感じ
机に書類の乗せきれず仕事がどんどん溜まっていきます。
次の仕事をしようにも一々机を空けてから仕事をしなくてはいけないので時間のロスも大きくなります。
机が狭くてパソコンも置けず書類は地面に山積み。非常に効率の悪い職場環境ですね。
さらに高性能CPUと大容量メモリだとこんな感じ
複数人のサラリーマンが各机で高速に仕事をこなしていく様子を思い浮かべてください。もう最強です。各担当者に広い机もあるので仕事が捗って仕方ないですね。
ビジネス用途であればここまでの性能は必要ありませんが大体のイメージは伝わりましたか?
メモリ量の目安
最近の低スペックパソコンでよく見られるのが2G(ギガバイト)です。インターネットとメールぐらいならなんとか使えると思いますが快適かというと操作性がもっさりしてしまう可能性が高いです。
インターネットとメールぐらいなら4Gぐらいあれば普通に使えます。すべてを同時に起動して使わなければオフィスも使えるでしょう。
オフィスとなどのソフトを同時に、しかも快適に使うなら8Gはないと苦しいです。
デザインとからイラストとか制作をする人は16Gはないと苦しいです。
ゴリゴリの映像制作がしたいなどストレスフリーな環境であれば32Gぐらいあればまぁストレス感じないと思います。
HDD・SSD
HDD・SSDは記録媒体です。
倉庫みたいなもんですね。
写真や動画大切なデータを保存する倉庫です。
倉庫の容量が大きいほどたくさんの写真や動画を保存できます。
HDD・SSDの容量が大きいとこんな感じ
倉庫にたくさん書類などが入って仕事を出したりしまったりしながら仕事をこなすイメージ
倉庫が広いと書類などしまったり出しだりしながら仕事が進められます。
情報量の多い仕事でも心配なく保存して次の仕事に備えれます。
容量が少ないと
新規の仕事が来ても保管場所ないから受けられないよと言うイメージ
倉庫が狭いと終わった仕事が保存出来なかったり新しい仕事が来ても保存場所がなくスムーズな仕事が出来なかったりします。
HDD・SSDの違い
データの処理速度が違うところが大きな違いです。
SSDにする事でパソコンの起動が早くなったり、ソフトの立ち上がりが早くなったりと操作性の快適さが体感でわかるほど違いがあります。
HDDより割高ですが、SSDにする事を強くお勧めします。
グラフィックボード
グラフィックボードは主に3Dソフトの表示やパソコン用ゲームの表示を快適にする為のパーツです。
ビジネス用途の方にはそれほど重要視する必要はありません。
最近のCPUにはグラフィックコアが搭載されているものもあるからです。
ゴリゴリにゲームがしたい、3DCGをゴリゴリに作りたい!
と言う方以外は必要ないかもしれません。
写真編集やイラスト、デザインなどする方はそこそこのグラフィックボードがあった方が快適に作業が出来ます。
主なグラフィックボード
グラフィックボード(GPUとも言います)については例えが難しいですが、3DCGゲームやイラスト・デザイン系のソフトを表示を快適にする為に必要なパーツになります。基本的なビジネス用途のパソコンでは重要ではないので近年ではCPUにグラフィックボードが内蔵されたものもある為、グラフィックボード非搭載のパソコンもあります。
Nvidia
GeForce
ゲームの表示を安定化させ快適に楽しめます。
デザイン、イラストに使用するソフトでも表示を滑らかに快適な作業に貢献します。
Quadro
プロ用のグラフィックボードです。
3DCGやCADに最適化されていて、正確な3Dの描画が可能です。ですがゲームの描画についてはGeForceより劣ります。
GeForceは正確さよりも表示速度に比重を置いた製品になっています。
AMD
Radeon
NvidiaでいうところのGeForceです。
基本性能は変わりませんが対応するアプリケーションがGeForceに最適化されている事が多くGeForceに性能で負けてしまう事が多々有ります。
FirePro
NvidiaでいうところのQuadroです。
こちらもRadeon同様に基本性能は変わりませんが対応するアプリケーションがNvidiaに最適化されている事が多くQuadroに性能で負けてしまう事が多々有ります。
まとめ
CPUは頭脳
メモリは机
HDD・SSDは倉庫
グラフィックボードは描画
いずれも高性能に越したことはないですが購入金額も安く出来ることには越したことはありません。昔に比べパソコンの性能も格段良くなりビジネスレベルで使用可能なパソコンもかなり安くなりました。基本がわかれば自分に適したパソコンもわかりやすくなると思うので、参考になればと思います。
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