動画編集用にノートパソコンを検討しているけど、どんなノートパソコンを買えばいいのかわからない人に向けて、おすすめノートパソコン3選とパソコンを選ぶ基準になるスペック(性能)について解説します。
動画編集はSD画質、HD画質、4K画質と編集する動画の画質で必要なパソコンの性能が大きく変わってきます。画質がいい動画の編集程、高いスペックのパソコンが必要ということになります。
動画編集の画質をわかりやすく例えると
- SD画質は、DVD・アナログ放送
- HD画質は、Blu-ray・デジタル放送
- 4K画質は、4Kテレビ
てな感じになり次世代画質になるほど動画編集に必要なパソコンの性能がグングン上がってきます。
「スペックなんてよくわかんねぇや」という人はおすすめ3選から選べばOK!
動画編集用おすすめノートパソコン3選
とにかく高性能でサクサク動画編集がしたい人向けのノートパソコン
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-8750H (6コア/ 2.20GHz/ TB時最大4.10GHz) |
グラフィックボード | GeForce GTX 1070(8GB) |
メモリ | 32GB (16GB×2) |
メインストレージ | 240GB M.2 SSD |
データ用ストレージ | HDD 1TB |
液晶パネル | 17.3型 4K-UHDノングレア (Adobe RGB比100%/ LEDバックライト) |
画面解像度 | 3,840×2,160 |
重量 | 3.0Kg |
参考価格 | 269,800円(税別)(2019.2.20現在) |
とにかくサクサク、ストレスフリーで動画編集がしたい人向けのハイスペックノートパソコンです。
動画のファイル形式(コーデック)を選びますが、一般的な4K画質の編集も可能です。ディスプレイもUHDで4K対応してしています。お値段は30万円近くとそれなりにしますが、本気で編集作業に没頭したい人にはおすすめスペックのノートパソコンです。
AdobeRGBに100%対応している点もグッド!写真や動画の本来の色を表示出来るので、グレーディングと呼ばれる動画の色味を作りこむ作業にもトライ出来ます。絵作りをとことんこだわりたい人には、必須の性能です。
1点マイナスポイントを挙げるなら重量が重いことです。長時間の持ち運びにはちょっと辛いかもしれません。リュックなら問題なし!
14型と小型で持ち運びが楽で、動画編集もそつなくこなす万能タイプパソコン
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-7700HQ (4コア/ 2.80GHz/ TB時最大3.80GHz) |
グラフィックボード | GeForce GTX 1050(2GB) |
メモリ | 32GB (16GB×2) |
メインストレージ | 480GB M.2 SSD NVMe対応 |
データ用ストレージ | HDD 2TB |
液晶パネル | 14型 フルHDノングレア ( LEDバックライト) |
画面解像度 | 1,920×1,080 |
重量 | 2.2Kg |
参考価格 | 174,800円(税別)(2019.2.20現在) |
価格は17万円代で、動画編集がサクサク出来るマシンとしてはお買い得。14インチのディスプレイで重量が2.2Kgと動画編集用のノートパソコンとしては軽めです。性能的にもフルHDの動画編集なら長尺物でもサクサク動いてくれるでしょう。
またメインストレージのSSDが480GBでNVMe対応とSSDの中では最も高速なものを搭載しているので、アプリケーションの起動から動画素材の読込みも高速。データ用HDDが2TBと大容量のため、データ容量の大きい動画でも安心して保存が出来ます。紹介する3つのノートパソコンの中では1番コストパフォーマンスがいいでしょう。
動画編集が出来てとにかく安く抑えたい
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-8750H (6コア/ 2.20GHz/ TB時最大4.10GHz) |
グラフィックボード | GeForce MX150(2GB) |
メモリ | 16GB (8GB×2) |
メインストレージ | 256GB M.2 SSD NVMe対応 |
データ用ストレージ | HDD 1TB |
液晶パネル | 15.6型 フルHDノングレア ( LEDバックライト) |
画面解像度 | 1,920×1,080 |
重量 | 2.4Kg |
参考価格 | 119,800円(税別)(2019.2.20現在) |
価格は12万円程度と3つの中では最安です。CPU意外のパーツが動画編集をするにはギリギリのスペックのため、「動画編集に没頭したいぜ!」という人には満足度の低いマシンとなります。
じゃぁどんな人向けなのか?
- 出来るだけ予算を抑えたい
- 作る動画がFHDまでで5分~15分くらいの尺のもの
- そこまで、凝った動画を作らない
この範囲で考えている人にはベストなノートパソコンかもしれません。
マウスコンピューターって何よ?って人はこちらの記事をどうぞ
動画編集に必要なパソコンスペック
おすすめより自分で選びたいって人のために動画編集に必要なパソコンのスペックについて解説します!
動画編集用パソコンの性能の見方は、デスクトップパソコンのページでより詳しく解説しているので、こちらもどうぞ
動画編集用のパソコンで重要なものは以下の3つ
- CPU
- メモリ
- グラフィックボード
この3つのうち1つでも欠けると快適な編集環境は構築できません。
現在ではフルHDの動画編集が一般的ですので、フルHDが難なく扱えるスペックで説明したいと思います。
CPU
CPUは編集中の動画プレビューや動画の書出しに大きく影響するパーツです。CPUの性能が低いとまともな編集が出来ません。例えば編集中の動画プレビューで固まったりコマ送りのような感じでカクカクして、まともに映像の内容が確認できないなどのトラブルが考えられます。
さらにはパソコン自体が完全に固まって動かないなんてことも。
快適な動画編集をするには、もっとも重要なパーツと言えます。
推奨CPU
動画編集を快適に行うにはCore i7以上のCPUをおすすめします。
最低でもCore i5のクアッドコアモデルを選んでください。
メモリ
動画編集では大量の素材を編集ソフトに取り込むためメモリは幾らあっても足りないぐらいです。
最悪メモリ容量は8GBでも行けなくはないですが、16GB以上の容量は必要です。予算に余裕があるのであれば32GB、64GBと乗せておくと幸せになります。
僕の製作環境はメモリ32GBなんですが、5分ものの4K動画を編集していると32GBのメモリは8〜9割程度してます。
最悪予算がない場合でもメモリは後から増設が出来るので、無理に大容量のメモリを積む必要はありません。あくまで予算に余裕があれば積んでおきましょう。
※MacBook ProなどMacシリーズはメモリの増設が出来ないので購入時にメモリは目一杯積んでおくといいです。
グラフィックボード
最悪グラフィックボードはなくても編集ソフトは動くのですが、動画編集においてグラフィックボードの有る無しでは編集作業の快適さがグンと変わります。
グラフィックボードの役割はCPUとほとんど同じでCPUの処理を助けるような役割があります。
効果としては編集中のプレビュー表示の軽快さ、動画書出しの高速化などです。
関連記事
その他パソコン選びで抑えるポイント
メインストレージはSSDにしよう
OSやアプリケーションをインストールしてするストレージはSSDにしておきましょう。
おすすめノートパソコンは全てSSD搭載モデルですが、自分で動画編集用ノートパソコンを買う場合はHDDではなくSSDが搭載されているものを選びましょう。
SSDはHDDよりもデータの転送速度が高速なので以下のようなメリットがあります。
- OSの立ち上がりが早い
- アプリケーションの立ち上がりが早い
- 理論上HDDより寿命が長い
まぁHDDと比べると選ばない理由はないですね。
ただHDDに比べるとお値段がそれなりにするのでOSやアプリをインストールするするメインストレージのみでOKです。
データ保存用にセカンドHDDを入れておこう
動画はファイル容量が多いので、動画編集を続けていると1TB、2TBのハードディスクがすぐにいっぱいになります。
メインストレージに作業データを保存するのはバックアップの面からも危険ですのでセカンドHDDが内蔵されていると便利です。外付けHDDやポータブルHDDなんかでも大丈夫です。
コメントを残す