動画編集をはじめたいけど、まずは無料で使える動画編集ソフトを使ってみたいなぁ。でもいろいろあって、どれがいいのかわからないなぁ。とお悩みですか?
無料の動画編集ソフトを探していると1カ月の無料体験版に誘導されたり、無料だけどロゴ(透かしやウォーターマーク)が入ってるなんてことがよくあります。そんな情報を探してんじゃないんですよね!
ちゃんとあります。完全無料で使えてロゴなしの高機能な動画編集ソフトが!
もちろん初心者向きの使い安いソフトも。
とういうことで、まずは無料で動画編集をはじめたい人のために無料で使えるおすすめの動画編集ソフトをご紹介します。
ページ内リンク目次
おすすめNo.1 DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)

圧倒的おすすめナンバー1の動画編集ソフト。
1部機能制限はあるものの入門者には、十分な機能が揃った動画編集ソフトです。
DaVinci Resolveには、「機能制限版の無料版」と「フル機能を使えるStudio(スタジオ)」の2つのバージョンがあります。この2つの差は、1部エフェクトの制限とプロニーズの連携機能のみなので、これからはじめる人には何の問題もない大盤振る舞いな動画編集ソフトなんです。
またハリウッド映画やプロの現場でも使われてるので、信頼度抜群です。
ただ1点、デメリットがあるとすれば、高機能過ぎる点です。動画編集はもちろん、合成やモーショングラフィックスまで映像制作で必要な機能がすべて揃ったオールインワンソフトなので完璧に使いこなすには、それ相応の根気と時間が必要になります。
カット編集やテロップ入れなんかは、簡単操作ですぐに覚えることが出来るので、基本的な動画編集をやりたい人には、もってこいの動画編集ソフトです。
DaVinci Resolveならこんなことも出来る!
DaVinci Resolveに入っているFusionという機能を使うことで、これらの映像演出を可能にします。このFusionと同じようなことが出来るソフトにAdobe社の After Effects(アフターエフェクツ)があります。Adobe社のソフトで説明すると動画編集ソフトにPremiere Pro(プレミア プロ)というソフトがありPremiere Proと視覚効果、モーショングラフィックスを作成するAfter Effectsが、各月額2,180円~利用することが可能です。
これらの機能をDaVinci Resolveなら無料かつ1本のソフト内で完結出来る潜在能力は、計り知れません。フル機能版でも33,980円に買い切りなのでAdobe製品と比べるとランニングコストは圧倒的ですね。
対応OS | Windows、Mac、Linux |
料金 | 無料。DaVinci Resolve Studioは、33,980円 |
当サイトでは、使い方がわかるチュートリアルコンテンツも公開していますので、合わせてどうぞ。
インストールの解説はこちらから
iMovie

出典:apple.com
初心者に優しいシンプルな動画編集ソフト。
Mac、iOSのみで残念ながらWindows版はありません。シンプルゆえにあまり凝った動画編集などは出来ませんが、使い方の情報もネット上に豊富にあるため、初心者の人にも使い安くおすすめです。
iMovieの上位版でプロ仕様の動画編集ソフトにFinal Cut Pro(ファイナルカットプロ)があります。ユーチューバーのヒカキンさんは、Final Cut Proユーザーですね。
対応OS | Mac、iOS |
料金 | 無料 |
AviUtl(エーブイアイユーティル)

出典:youtube.com
AviUtlは、動画編集+動画加工に特化したソフトで、無料で使えるフリーソフトです。
コンセプト的には、動画編集から動画の加工まで一貫してひとつのアプリケーション内で出来るので、上で紹介したDaVinci Resolveに近いですね。
開発は2013年で止まっていますが、非常に有名なフリーソフトでもあり、参考書や参考サイトもあるので学習環境がある程度整っています。ただし2013年に開発が止まっていることから操作画面は、古臭さが否めません。
様々な有志によりプラグイン(拡張機能)も充実していますが、その分、初心者には敷居が高い傾向があります。
対応OS | Windows |
料金 | 無料。 |
Windows 10 フォト

Windows 10 の標準アプリ、フォト動画編集機能です。
過去にWindows から標準の動画編集ソフト「Windows ムービーメーカー」というソフトがありました。今は、Windows 公式サイトからはダウンロード出来ないのですが、それの代替えアプリですね。
「カット編集」「文字入れ」「簡易エフェクト」など動画編集に必要な基本的な機能は揃っていて、操作方法は比較的に簡単で覚えやすいと思います。ただし、一般的な動画編集ソフトとは勝手が違うので、動画編集のスキルを高めたいという気持ちがある人には、おすすめしません。
シンプル操作で、簡単編集という考えの人におすすめです。
対応OS | Windowsのみ |
料金 | 無料。Windows 10 に標準インストール |
Olive(オリーブ)

2018年にリリースされたオープンソースの無料で使える動画編集ソフトです。
現状は、英語版のみですが、ユーザーが増え開発が活発化することで日本語対応や便利な機能追加なども盛んになると思います。基本的な編集機能とシンプルな操作画面で初心者の人におすすめです。
また、Windows、Mac、Linux に対応していてパソコンの環境を選ばずに使える点も高評価です。
対応OS | Windows、Mac、Linux |
料金 | 無料。 |
Media Composer | First(メディアコンポーザー ファースト)

出典:avid.com
こちらもプロ向けに開発されている動画編集ソフトで、機能制限版が無料で提供されています。
Media Composerには、3つグレードが用意されていて、無料で使える「Media Composer | First」、とプロ業務向けに「Media Composer」「Media Composer | Ultimate(アルティメイト)」があります。
無料で使えるFirstは、対応解像度が1920×1080まで、編集できるビデオトラック(レイヤー)が4つ。オーディオトラック(レイヤー)が8つと制限されています。4K解像度が、主流になりつつある昨今ではやや物足りない感はありますね。
こちらも機能的には、無料版のDaVinci Resolveの方が高機能(4K解像度に対応。ビデオ・オーディオトラック無制限?※20までは確認済)なので、働きたい映像会社がMedia Composerを使っている場合など、特殊な条件意外では、DaVinci Resolveがおすすめになっちゃいますが、実績のしっかりある映像編集ソフトです。
MA(マルチオーディオ)という音の編集をする音屋さんでは、Media Composerの同社が開発する音編集ソフト「Pro Tools」が定番です。
対応OS | Windows、Mac |
料金 | 無料。上位バージョンは月額2,400円~ |
Lightworks(ライトワークス)

またまた、こちらもプロ向けに開発されている動画編集ソフトで、機能制限版が無料で提供されています。
書き出し出来る動画の解像度が、1280×720までと、かなり微妙。
Lightworksさんには申し訳ないが、これならDaVinci Resolveを使った方が幸せになれます(笑)
対応OS | Windows、Mac、Linux |
料金 | 無料。Lightworks Proは、買い切り版で$437.99 |
さいごに
無料で使える動画編集ソフトをまとめましたが、使ってみたい動画編集ソフトはありましたか?
動画編集ソフトは基本的な操作概念は同じなので、ひとつの編集ソフトを覚えてしまえば他のソフトも比較的簡単に使えてしまいます。無料ではじめて、ゆくゆくはプロ用の高機能ソフトに乗換えるのもアリですね。
他にも、無料・有料合わせて本気でおすすめする動画編集ソフトランキングもあるのでこちらもどうぞ。
結果的にDaVinci Resolveをゴリ押ししてしまう感じになってしまいましたが、DaVinci Resolveの回し者ではありません(笑)その証拠に僕がメインで使っている動画編集ソフトは、Adobe Premiere Proです。
無料で、ここまでの機能を搭載したDaVinci Resolveは、本当に素晴らしいと思います。それでも現状では、テロップ、画像素材の作成などトータルで考えるとAdobe社の全ソフトが使えるCreative Cloud(クリエイティブ クラウド)というサービスが1番合理的という結果になります。
今後、DaVinci Resolveが進化していけば、Creative Cloudから乗換えるということも起こるかもしれません。
試用だけならパワーディレクターが透かしも控えめで(*^ー゚)b グッジョブ!!