動画編集をしているほとんどの人がキーボードのみで動画編集をしていると思います。
まぁキーボードだけでも動画編集は出来ます。全然出来ます。
慣れてくるとキーボードのショートカットを自分流にカスタマイズして動画編集の効率化を図りますよね。
うんうん。
たしかにキーボードとショートカットのカスタマイズで、すごく効率的な動画編集ができます 。でもね。どんなにキーボードで効率化してもやっぱり痒い所が出てくるんですよね。
痒い所が。
僕が特に痒いと思っている所がタイムラインのズームイン、ズームアウトとコマ送り。この2つ!
これで動画編集が出来ないわけじゃないけど、どうしてもキーボードだけじゃ限界があるというか非効率を感じるんですよね。
そんな不満を解決してくれるのが、デバイスコントローラーのTourBox Elite!
このTourBox Eliteがあれば、今まで動画編集でやりにくさを感じていた部分がすべて解消されます。
TourBox Eliteを導入したので、その使い勝手を余すことなくお伝えします。
TourBox Eliteで動画編集が超効率化できる理由
動画編集の基本操作を片手で完結することが出来る。
僕は、メインの動画編集ソフトにPremiere Proを使っているのですが、基本操作で最初から最後まで使用頻度の多い操作に以下の7つがあります。
- タイムラインのズームイン、ズームアウト
- タイムラインの全体表示
- 編集点の追加
- 再生/停止
- タイムラインの全体表示
- 取り消し
- コピペ
この7つの操作をコントローラー1つで手軽に操作が出来るという点が動画編集を超効率化出来る理由です。
特に先にもお伝えしたタイムラインの操作については、コントローラーにあるダイヤルを使って操作するのですが、これが神がかっています。しかもダイヤルが3つもあり、それぞれ違う操作を割り当てられます。
ズームインとズームアウト
もうこうね。
このダイヤルをクルクル回すだけでタイムラインをズームイン・ズームアウトが出来ます。今まではキーボードに割り振ったショートカットでポチポチやるかタイムライン下のバーを伸ばしたり縮めたりしてたのが、スクロールダイヤルでスルーっと出来ます。
スルーっとです。
ポチポチするよりマジで手軽です。
もう個人的にはこれだけで、TourBox Eliteの存在価値がありますw
その他操作もすべて片手で操作
ダイヤル以外の操作は、キーボードで設定していたショートカットで対応出来ていたので、大きな変化はないですが、キーボードよりもTourBox Eliteというコントローラーの方が操作のし易さは高いと感じています。
これは言葉では上手く説明できないのですが、専用コントローラーという洗練された強みなのかと思っています。
TourBox Eliteの使用感
まるでゲームのようなコントローラー であるTourBox Elite。
ボタンが多いゆえに慣れるまでに少し時間が必要な人もいるとは思いますが、プレステのコントローラーで新しいゲームの操作方法を覚えるのにすごく似ている感覚があります。
逆に言うとコントローラーの操作感覚に似ている分、ゲームに慣れている人などには簡単に使いこなせると思います。
各種ボタンの操作感は、軽いタッチ感でカチカチと押した感じが心地よく長時間の操作でも疲れません。
コントローラーがちょうど手の平に納まるくらいの大きさというのも、好感が持てます。この手のデバイスコントローラーは、大きいものであれば、両手での操作が必要なものもあり両手での操作となると効率化という点で、使い勝手が落ちます。
逆に基本操作をマウスで行うような作業環境では、片手ですべてのコントロールが出来るコントローラーとマウスでの組合せは、めちゃくちゃ作業が捗ります。
この手を行ったり来たりしないでいい環境というのが効率化の最大のポイントなのです。
1点気になるところ
まぁ使用感について、絶賛していますが、すべてがパーフェクトという訳ではありません。
ダイヤルの操作感がイマイチ。
3つのダイヤルがあるのですが、それらのダイヤルを回した時に電子的な振動でカチカチカチとダイヤルの引っかかりを演出しています。
個人的には、電子的なものではなく、物理的な引っかかりの方が好みで、こういったコントローラーを使っている時の気持ち良さというものが若干軽減していると感じました。
理想的なダイヤルはBenQのデスクライトのコントローラーです。これはマジで気持ちがいいので試してほしいww
ただしこのダイヤルの操作感は振動のON/OFFに加え、振動の強さを2段階で設定できるので、その辺りは使用者の好みになってくると思います。
慣れてくれば、逆にこの振動感が気持ちよくなってくるのかもしれません。まだ使用歴が浅いので、また時間が経てば追記します。(その後、はやりこの電子振動に慣れました。今では無意味にダイヤルを回して振動を欲する症状が出ていますw)
しかし旧製品のTourBox NEOはダイヤルの振動がなかったので、それに比べれば素晴らしいポイントになります。
TourBox Eliteの使い方
1.パソコンに繋げます
USB Type CケーブルかBluetoothでパソコンに接続します。
2.TourBoxでアプリケーションと連携します
プリセットとアプリケーションを連携させます。
プリセットは公式サイトからダウンロードしてインポートすることが出来ます。
複数のアプリケーションを使い分ける場合は、オートスイッチをオンにしておきます。
3.好みに合わせてプリセットを編集する
TourBoxコンソールの初期値が各アプリケーションのデフォルト値になっているのでキーボードのショートカットをカスタマイズしている人は、初期設定に戻しておきましょう。
TourBoxとアプリケーションのショートカットが、ちぐはぐになってしまい思い通りの操作が出来ず混乱する可能性があります。
これで準備が出来たら実際に使ってみましょう!
TourBox Eliteのスペック
横 | 116mm |
---|---|
縦 | 101mm |
高さ | 44mm |
重さ | 377g |
動作環境 | Windows、Mac |
基本スペックは旧製品であるTourBox NEOと大きな差はありません。
本体の重さも適度な重量で操作中に動いたりすることなく安定した操作が可能です。
TourBox NEOとTourBox Eliteの違い
基本性能は、同じで見た目の違いは誤差の範囲。
大きく変わった点は以下の4つ
Bluetooth対応になってワイヤレスになった
ワイヤレスになったことで、机の上がすっきりします。出来るだけケーブルを減らしたいという人には神アップデートですね。
僕は電池交換が面倒な人なので、有線で使ってます。
電池がどれくらい持つのかはわかりません。
省エネのキーボードやマウスは1年ぐらい持つので、それぐらい持ってくれると嬉しいですね。また検証しておきます。
Bluetoothで手軽に2台のデバイスを切り替えられる
本体裏のスイッチを切り替えることでBluetooth環境の2台のデバイスを切り替えることが出来ます。片方のPCは動画編集、もう片方のPCは写真編集といったように。
3つのダイヤルに振動と回転の調整機能が付いた
公式ではノブ、スクロール、ダイヤルと個別の名称がついている3つのダイヤルに振動を追加する機能が付きました。
しかも振動は3段階レベル(OFF、弱、強)で調整出来ます。アナタの好みに合わせた使用感に調整出来ます。
振動ともうひとつ各ダイヤルの適用量も調整出来ます。
例えばコマ送りであれば1フレーム単位から10フレーム単位という形でダイヤルを回した際の適用量が調整出来ます。細かな調整がしたい場合の機能をSlowと言います。
TourMenuの追加
一つのボタンに10種類の機能を設定でき、大量の機能やツールをTourMenuで分類管理することが出来ます。作業内容によってグループ分けすることで、さらなる効率化が実現できます。
マクロ機能を搭載
なんかアプリケーションを立ち上げたり、決まった動作を組み込めるみたい。使い方がわからないので検証は出来ていないのですが、アプリケーションのアイコンをクリックして起動しなくてもいいので、効率化という面では便利そう。
マクロ機能を使えば、パソコンで行うルーティン作業をボタンに割り振ることが出来ます。
他にもまだまだある細かな違い
UV抗菌・耐指紋加工で使用感が向上されました。経年劣化による本体の酸化や指紋が付きにくくなったおかげで、より満足感の高い製品仕上がっています。
今後もアップデートや新機能が続々追加予定ということで、さらなる洗練された製品になることが期待できます。直近ではFinal Cut Pro専用のビルトイン機能を開発中とのこと。
TourBox Consoleの更新頻度も高いので不具合やバグにも迅速に対応してくれそうです。今のところ僕の使っている環境では不具合はありません。
まとめ:TourBox Eliteがあれば動画編集を圧倒的に効率化出来る!
動画編集を効率化したいなら持っていて損はなし!
比較的に入手しやすい価格帯なので、動画編集を仕事にしている人や趣味でガンガン動画編集する人は1台持っていても絶対損はないです。
数年後には、動画編集をする人の必須アイテムになっていると思います。ここまでコンパクトで使い勝手が良いアイテムは、それでけで作業のモチベーションを上げてくれます。
今後のさらなるアップデートを期待しています。
旧製品である TourBox NEO であれば、最新の TourBox Elite よりも10,000円以上安いので、Bluetoorh接続やダイヤルの振動などの機能が必要でなければ TourBox NEO を選択するというのもアリです。
関連リンクTourBox公式サイトはこちら
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