動画編集用にノートパソコンを検討しているけど、どんなノートパソコンを買えばいいのかわからない人に向けて、おすすめノートパソコン3選とパソコンを選ぶ基準になるスペック(性能)について解説します。
動画編集はSD画質、HD画質、4K画質と編集する動画の画質で必要なパソコンの性能が大きく変わってきます。画質がいい動画の編集程、高いスペックのパソコンが必要ということになります。
動画編集の画質をわかりやすく例えると
- SD画質は、DVD・アナログ放送
- HD画質は、Blu-ray・デジタル放送
- 4K画質は、4Kテレビ
という感じになり次世代画質になるほど動画編集に必要なパソコンの性能がグングン上がってきます。
「スペックなんてよくわかんないよ!」という人は予算と相談しながら、おすすめ5選から選べばOKです!
動画編集に必要なパソコンのスペック
おすすめより自分で選びたいって人のために動画編集に必要なパソコンのスペックについて解説します!
動画編集用パソコンの性能の見方は、デスクトップパソコンのページでより詳しく解説しているので、こちらもどうぞ
動画編集用のパソコンで重要なものは以下の3つ
- CPU
- メモリ
- グラフィックボード
この3つのうち1つでも欠けると快適な編集環境を作ることができません。
現在ではフルHDの動画編集が一般的ですので、フルHDの動画編集が無理なく出来るスペックで説明したいと思います。
CPU
CPUは編集中の動画プレビューや動画の書出しに大きく影響するパーツです。CPUの性能が低いとまともな動画編集が出来ません。
例えば編集中の動画をプレビューしようとすると再生画面が固まったりコマ送りのような感じでカクカクして、まともに映像の内容が確認できないなどのトラブルが考えられます。
さらにはパソコン自体が完全に固まって動かないなんてこともあります。快適な動画編集をするには、もっとも重要なパーツと言えます。
推奨CPU
動画編集を快適に行うにはCore i5以上のCPUをおすすめします。
メモリ
動画編集では大量の素材を編集ソフトに取り込むためメモリは幾らあっても足りないぐらいです。
最悪メモリ容量は8GBでも行けなくはないですが、16GB以上の容量は必要です。予算に余裕があるのであれば32GB、64GBと乗せておくと幸せになります。
僕の製作環境はメモリ32GBなんですが、5分ものの4K動画を編集していると32GBのメモリは8〜9割程度してます。
最悪予算がない場合でもメモリは後から増設が出来るので、無理に大容量のメモリを積む必要はありません。あくまで予算に余裕があれば積んでおきましょう。
※MacBook ProなどMacシリーズはメモリの増設が出来ないので購入時にメモリは目一杯積んでおくといいです。
グラフィックボード
最悪グラフィックボードはなくても編集ソフトは動くのですが、動画編集においてグラフィックボードの有る無しでは編集作業の快適さがグンと変わります。
グラフィックボードの役割は、編集中のプレビュー表示の軽快さ、動画の書出しの高速化など、CPUの処理を助けるような役割があります。
他にもエフェクトでグラフィックボードが入っていないとプレビュー出来ないものが、あったりします。
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その他パソコン選びで抑えるポイント
メインストレージはSSDにしよう
OSやアプリケーションをインストールしてするストレージはSSDにしておきましょう。
おすすめノートパソコンは全てSSD搭載モデルですが、自分で動画編集用ノートパソコンを買う場合はHDDではなくSSDが搭載されているものを選びましょう。
SSDはHDDよりもデータの転送速度が高速なので以下のようなメリットがあります。
- OSの立ち上がりが早い
- アプリケーションの立ち上がりが早い
- 理論上HDDより寿命が長い
まぁHDDと比べると選ばない理由はないですね。
ただHDDに比べるとお値段がそれなりにするのでOSやアプリをインストールするするメインストレージのみでOKです。
データ保存用にセカンドHDDを入れておこう
動画はファイル容量が多いので、動画編集を続けていると1TB、2TBのハードディスクがすぐにいっぱいになります。
メインストレージに作業データを保存するのはバックアップの面からも危険ですのでセカンドHDDが内蔵されていると便利です。外付けHDDやポータブルHDDなんかでも大丈夫です。
動画編集用おすすめノートパソコン5選
とにかく高性能でサクサク動画編集がしたい人向けの高性能ノートパソコン
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i9-12900H 14 Cores (6 P-cores 8 E-cores)コア / 20スレッド / 2.50GHz(P-cores) 1.80GHz(E-cores) / TB時最大5.00GHz(P-cores) 3.80GHz(E-cores) |
グラフィックボード | GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU(8GB) |
メモリ | 32GB (16GB×2) |
メインストレージ | 1TB M.2 SSD |
データ用ストレージ | – |
液晶パネル | 16型 液晶パネル (ノングレア / Dolby Vision対応) |
画面解像度 | 2,560×1,600 (WQXGA) |
重量 | 1.65Kg |
参考価格 | 369,800円(税込)(2022.10.14現在) |
とにかくサクサク、ストレスフリーで動画編集がしたい人向けのプロ向けハイスペックノートパソコンです。高性能デスクトップパソコンと同等の性能を持っています。
4K動画の編集も可能です。お値段は30万円越えとそれなり高額ですが、本気で編集作業に没頭したい人にはおすすめの高スペックノートパソコンです。
また、高性能ながら本体重量が1.65kgと16インチとしては軽量なのが、うれしいところです。屋外での撮影時のデータ取り込みや簡単な編集やテスト編集を撮影現場でも気軽に出来る軽さです。
ディスプレイの色域がaRGB100%なので、安物のモニターよりも色味が大きく崩れることがない点もグッドです。
動画編集をそつなくこなすミドルレンジタイプのノートパソコン
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-12700H 14 Cores (6 P-cores 8 E-cores)コア / 20スレッド / 2.30GHz(P-cores) 1.70GHz(E-cores) / TB時最大4.70GHz(P-cores) 3.50GHz(E-cores) |
グラフィックボード | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU(4GB) |
メモリ | 16GB (8GB×2) |
メインストレージ | 512GB M.2 SSD NVMe対応 |
データ用ストレージ | – |
液晶パネル | 16型 液晶パネル (ノングレア / Dolby Vision対応) |
画面解像度 | 2,560×1,600 (WQXGA) |
重量 | 1.55Kg |
参考価格 | 239,800円(税込)(2022.10.14現在) |
価格は20万円ちょっとと、動画編集がサクサク出来るパソコンとしては標準的な価格です。性能的にはフルHDの動画編集なら長尺物でもサクサク動いてくれるでしょう。もちろん4K編集もある程度カバー出来ます。
またメインストレージのSSDが512GBでNVMe対応とSSDの中では最も高速なものを搭載しているので、アプリケーションの起動から動画素材の読込みも高速。
ちょっと本腰で動画編集をはじめたい。安価なパソコンから乗り換えたいという人におすすめです。こちらもディスプレイの色域がaRGB100%なので、通常のノートパソコンよりワンランク上のクリエイター向けパソコンになります。
動画編集が出来てとにかく安く抑えたい人向けのノートパソコン
基本スペック | |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i7-12700H 14 Cores (6 P-cores 8 E-cores)コア / 20スレッド / 2.30GHz(P-cores) 1.70GHz(E-cores) / TB時最大4.70GHz(P-cores) 3.50GHz(E-cores) |
グラフィックボード | GeForce RTX 3050(4GB) |
メモリ | 16GB (8GB×2) |
メインストレージ | 500GB M.2 SSD NVMe対応 |
データ用ストレージ | – |
液晶パネル | 15.6型(非光沢カラー液晶) |
画面解像度 | 1,920×1,080 |
重量 | 2.12Kg |
参考価格 | 179,800円(税込)(2022.10.14現在) |
価格は18万円程度と3つの中では最安です。
本当は、もう少しグレードの低いグラフィックボードがあれば、もっと安いノートパソコンをご紹介できたのですが、現在世界的にグラフィックボードが不足している状況があり、動画編集が出来るノートパソコンで最安値の価格帯でも、これぐらいの金額になります。
これぐらいの価格であれば、ワンランク上のノートパソコンを選んだ方が満足度は高くなるかもしれません。
さいごに
最近はグラフィックボードの不足から動画編集が出来るパソコンが少しずつ高くなっています。今回紹介するノートパソコンで最安でも18万円前後の価格になっているのですが、より安いものが見つかり次第更新していきます。
アナタに合ったノートパソコンをぜひ見つけてください。
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